■火事の原因
「もし、火事が起こったら・・・」とはいうものの、実際に火事が起きた場合を本気で考えることはなかなか難しいと思います。
「コンロには気をつけているし、うちは大丈夫」
「寝タバコなんてしないから大丈夫」
などと考えている人も多いのではないでしょうか。
しかし火災になってからでは遅いのも事実です。
一度火が出てしまったら、完全に消火するのは難しく、大惨事になることもしばしばです。
では、火災にはどんな原因があるのか見てみましょう。
平成19年の出火原因件数は『放火』が第1位で、以下『たばこ』『ガステーブル等』と続きます。(東京消防庁調べ)
『放火』が第1位ということは、自分の注意だけでは火事は防げないこともあるといえます。
このように、自分では気をつけていても犯罪行為により火事を起こされる場合もあることを知っておくことは重要だと思います。
また、電気ストーブや電気コンロなどの電化製品が原因で火災になることもあります。
「うちはオール電化で直火を使わないから」といった過信は禁物です。
■家が全焼した場合の復旧費用は?
さて、これら何らかの原因で火災が発生し、家が全焼した場合の復旧費用を考えてみましょう。
物価の変動がないと仮定すれば、例えば2000万円で建てた家をもう一度建て直すのには、また2000万円かかることになります。
しかも焼けた資材の撤去費用や家具をそろえたりなど、出費はさらに大きくなると思われます。
もし、住宅ローンが残っていたら目も当てられません。
皆さんこんな状況になったらどうしますか?
もし「火事なんて起こさないから保険なんかいらない。」と保険に入っていなかったとしたら、返済中にもかかわらず、更に住宅ローンを重ねることになるかもしれませんし、そもそも新たなローンが組めないことだってあるかもしれません。
そんなことになったら、燃えてなくなった家のローンを払いながら、賃貸の家賃も払うということになります。
やはり、火災保険には入っておいたほうが安心ですね。