自家用乗用車には、スポーツタイプのお車やファミリー向けのお車など、お客さまのニーズにあわせた多様な形状・性能のお車が存在しています。
また、同じお車でも型式によって各種安全装置の装着状況にも差異があります。

そこで、事故の発生頻度・発生状況に応じた保険料負担の公平化を図る目的で、お車の「型式」に応じた保険料率のきめ細かい設定を行ったのが「型式別料率クラス制度」です。

型式別料率クラスには「対人賠償」「対物賠償」「傷害（人身傷害・搭乗者傷害）」「車両保険」の4つの項目があります。
自家用普通乗用車・自家用小型乗用車は17つのクラス、軽自動車では3つのクラスに分けられています。

型式別料率クラスは、以前は自家用普通乗用車・自家用小型乗用車のみに適用されていました。保険開始日が2020年1月1日以降のご契約からは軽自動車にも料率クラスが適用されています。

型式別料率クラスは、その型式車両の事故発生率（盗難含む）をふまえて算出し、事故発生率が高いと料率クラスも高く、事故発生率が低いと料率クラスも低くなります。
料率クラスが高くなるほど保険料の負担が大きくなります。

この制度により、事故発生率が多い型式のお車は保険料の負担が大きく、事故発生率が少ない型式のお車は保険料の負担が小さくなります。

例：

型式別料率クラスは、損害保険料率算出機構が各保険会社からのデータにより、型式ごとの事故発生率をふまえて算出したものです。
また、損害保険料率算出機構では1年に1回見直しも行っています。
そのため、自分が事故を起こしていなくても、保険料が変動する可能性があります。