マンションの保険金額を決める場合の、「上塗基準」と「壁芯基準(壁真基準)」とは何ですか?
「専有部分」と「共用部分」との境界を決める基準のことをいいます。
●「上塗基準(うわぬりきじゅん)」とは、専有部分と共用部分の境目を壁、天井、床など(上塗り部分を含めた)部屋の内側とするものです。
●「壁芯基準(壁真基準)(かべしんきじゅん、または、へきしんきじゅん)」とは、専有部分と共用部分の境目を壁、天井、床などの真ん中とするものです。
現在多くのマンションの管理規約では、国土交通省標準管理規約の基準でもある「上塗基準」が採用されています。火災保険もその基準に基づき、共用部分はマンション管理組合が、専有部分は所有者が契約するケースが多いです。
ただし、まれに壁芯基準を採用しているマンションがありますので、ご自身のマンションの管理規約等でご確認ください。 なお、販売時のデベロッパーによる面積表示は「壁芯基準」となっている場合が多いですが、その基準と管理規約で定める基準は別物です。
【上塗基準】 【壁芯基準】